ゾマホン
会社のエレベーターに乗ると、そこにはゾマホンがいました。
一瞬、止まったワタクシ。
「なんでゾマホン?」
頭の中は???だらけ。
そういえばウチの会社のビル、旅行会社入っていたっけ?
ってことはアフリカに帰郷なのかなぁ・・・?
頭の中はフル回転。
エレベーターの中にゾマホンと2人きり。
いろいろ聞きたいことあるけど、考えがまとまらん・・・・
ゾマホン「ご苦労様です。」
いきなり礼儀正しいゾマホン。
自分「あ、そちらこそご苦労様です」
それなりに礼儀正しく受け答えするワタクシ。
「どこの会社ですか?」
唐突にゾマホンに質問され、
自分「え、○○です・・・」
バカ正直の答えたワタクシ。
ゾマホン「おお、じゃあお金持ちですね」
いきなり意味不明なゾマホン。
自分「いやいや、そんなことないっすよ」
わけわからないから、適当な受け答えするワタクシ。
ゾマホン「いやいや、こんな暑い中スーツ着てがんばってるんだから、あなたはお金もちでしょう?」
それって根拠薄いぞ、ゾマホン。
自分「いやいや、あなたこそ、こんな暑い中暑そうな服(アフリカの民族衣装)着てるんですから、お金持ちでしょう?」
そして、そのまんま鸚鵡返ししてるぞ、ワタクシ。
エレベータは出口の階へ。
ゾマホン「ワタクシは電話をかけるんで・・・」
と言ってワタクシと逆方向へ向かうゾマホン。
自分「あ、失礼します」
と普通に挨拶してゾマホンと逆方向へ向かうワタクシ。
・・・いやぁ、ゾマホン、普段から礼儀正しい人だったのね。
テレビと違ってかなり穏やか人だった。
って、テレビみたいに普段から切れてたら怖いけど。